つらい胃腸風邪の症状、また予防と対策も
胃腸風邪は、風邪という名は付いていますが風邪の症状とは全く違います。この胃腸風邪の原因は細菌性・ウイルス性による感染と、寄生虫による感染に分かれます。細菌性のものは、皆さんもよく聞き覚えのある病原性大腸菌や腸炎ビブリオなどです。また、ウィルス性はノロウィルス、ロタウィルスなどになります。
胃腸風邪のノロウィルス感染の場合は体内に入ると1~2日後に症状が現れる場合が多いです。激しい吐き気や嘔吐、腹痛、下痢(水様便)、発熱が生じますが、稀に下痢のみ、または嘔吐のみの場合もあります。その他、胃腸風邪の全身症状として頭痛、関節痛、上気道炎など風邪に似た主な症状を伴うこともあります。熱は微熱から38度以上の発熱まであり、40度を超えるような高熱はあまりないのも特徴です。胃腸風邪は後遺症はありませんが、ひどい下痢が続くと脱水症状になることもありますので、医療機関での治療が必要な場合もあります。胃腸風邪の症状は2~3日で治まりますが、便には2週間ほどウィルスが含まれますので、感染者は手洗いや入浴時に十分な洗浄が必要となります。
胃腸風邪のロタウィルス感染の場合は、何の前触れもない急な嘔吐から始まります。何度も何度も戻した後、続いて下痢が始まります。便は水様便で回数も異常に多く、通常より白味を帯び、酸っぱいような独特の臭いがします。便の色が白っぽくなるのは、胃腸風邪のロタウィルスに感染したことによって便に色をつける胆汁の生成が追いつかなくなるためです。ひどくなるとお米のとぎ汁のような色になるようです。通常1~2日、下痢は長くても1週間ほどで治まります。胃腸風邪のロタウィルス感染は発熱を伴うこともありますが、微熱程度で初期に鼻水、咳など風邪とよく似た症状が出ることもあります。